エピペン・ネフィー
エピペン・ネフィー

アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が体の中に入った後に急激に発症し、様々な臓器に全身性にアレルギー症状がみられ、生命に危機を与えうる過敏反応のことをいいます。
誘因の多くは食物、医薬品、昆虫毒です。誘因が単独とは限らず、特定の食物摂取後に運動負荷が加わると食物アナフィラキシーが誘発される食物依存性運動誘発アナフィラキシーというものもあります。

治療の第一選択薬はアドレナリンで、大腿部中央の前外側(太ももの外側)に筋肉注射します。すぐに病院を受診しましょう。再発予防には誘因の回避が有用です。アナフィラキシーになったことのあるこどもには後述するエピペンやネフィーの携帯が推奨されます。再発した場合に、病院到着までの時間を稼ぐことが期待できます。


こどもや家族など非医療者が投与することを前提に設計された製剤です。食物によるアナフィラキシーの発現から心停止までの時間はわずか30分と報告されております。エピペンかネフィーが処方されている患者でアナフィラキシーを疑う場合、以下の症状が一つでもあれば早期に使用しましょう。エピペンもネフィーも効果は短時間で消失するため症状が消退しても、必ず救急車は呼んでおきましょう。
| エピペン | ネフィー | |
|---|---|---|
| タイプ | アドレナリンが入った自己注射薬です。 | アドレナリンが入った点鼻薬です。 |
| 発売・保険 | 本邦発売は2003年からで、 2011年から保険適応になりました。 |
本邦発売は2026年2月からで、 同時に保険適応となりました。 |
| 費用(薬価) | 体重15kg以上用: 約10,000円/本 |
体重15kg以上用: 約23,000円/本 |
| 体重30kg以上用: 約10,000円/本 |
体重30kg以上用: 約25,000円/本 |
|
| 使用後の 対応 |
使用後は必ず救急車を呼ぶ | 使用後は必ず救急車を呼ぶ |
![]() |
![]() |
| エピペン |
|---|
![]() |
| ネフィー |
![]() |
食物によるアナフィラキシーは自宅で発生する頻度が高いと言われております。
お子さまが幼いうちは家庭内に原因となる食物を持ち込まないようにしましょう。
アレルギーの原因となる食べ物であっても、症状があらわれない範囲の量や、加熱、調理によって症状なく食べられるものは、医師の指示に従い自宅で食べることができます。「念のため」「心配だから」という理由だけで除去しないことが原則です。
食物アレルギーのお子さんに対する配慮が必要な場合、必要な情報を主治医に記載してもらいましょう。保護者を通じて保育所や幼稚園、学校へ毎年提出します。
当院院長はエピペン処方登録医、ネフィー処方登録医です。エピペンの処方、ネフィーの処方いずれも可能です。お話を伺い適応がありましたら処方いたします。どちらが良いか不明な場合もご相談ください。
TOP