予防接種
予防接種

「病原体」が体に入らないように手洗いやうがい、マスク着用などの感染対策をすることは大切です。ただし、人が活動をしていれば病原体は体に必ず入ってきます。体に入ってきた「病原体」と闘って病気になるのを防いだり、病気を治したりする力のことを「免疫」といいます。「病原体」というのはウイルスや細菌、寄生虫などのことです。「病原体」が体に入って、増えるとその体は病気になります。目には見えませんが私たちの周りにたくさんいます。怖いですね。
でも、大丈夫です。人の体には「病原体」と戦う「免疫細胞」たちがいて、病原体と闘ってくれています。体に病原体が入ったとき、はじめに活躍してくれるのが「自然免疫細胞」たちです。彼らは病原体をみつけると、その病原体をむしゃむしゃ食べてくれます。これを貪食といい、貪食後の自然免疫細胞は膿になります。病原体を体外に出す、鼻汁やくしゃみも自然免疫の働きです。自然免疫があれば安心そうですが、どんなに頑張っても自然免疫だけでは病原体に負けてしまうことがあります。まだ、怖いですね。
でも、大丈夫です。「免疫細胞」には誰もが生まれつき持っていて、すぐに働く「自然免疫」の他に、一度体に入ってきた病原体を覚えて準備をしてから働く「獲得免疫」もあります。免疫細胞は一度出会った病原体を覚えることができます。その病原体の情報を仲間に伝えて、病原体を倒すための武器を作らせます。そうすれば、また同じ病原体が体に入ってきたときに武器を使って病原体を倒すことができます。この働きをするのが「獲得免疫」チームで、武器のことを「抗体」と言います。
「獲得免疫」の仕組みを利用したのが予防接種です。病原性を弱めたウイルスや細菌などを人に接種することで、病気を発症することなく病原微生物に感染したときと同じ状態を体内につくります。これによって「免疫」ができ、次に本物のウイルスや細菌に遭遇したときにこれらの侵入や増殖を防げるようになります。これで安心ですね。
予防接種で防げる病気を「VPD: Vaccine Preventable Diseases 」と言います。重症化して命を落とすような病気が今となっては昔の病気になりました。2026年4月からは在胎28週0日から在胎36週6日に母体へ接種するRSVワクチンが定期接種となりました。毎年のように新しいワクチンが開発されています。毎年のように公費投入の仕組みが変化しています。救える命が増えているのは良いことですね。ただし、保護者の方がワクチンスケジュールを複雑に思うのは当然かなとも思っています。分からないことはご相談ください。一緒に防げる病気を防ぎましょう。診察室でお待ちしております。
当院の一般的な推奨スケジュールです。もちろんお子さまおよび保護者さまの状況で個別に考えます。帰宅時に次回の接種時期とワクチンの提案をしますので予約ください。以下をタッチすると予約ページにすすみます。
0
妊婦RSVワクチン
(在胎28週0日から在胎36週6日)
1
生後2ヶ月0日から
2
生後3ヶ月
(1から4週間後)
3
生後4ヶ月
(2から4週間後)
4
生後5ヶ月
5
生後7~8ヶ月
(1から139日以上)
6
1歳
(3から2ヶ月以上)
7
1歳半
(3から6ヶ月以上かつ
6から3ヶ月以上)
8
3歳
9
(8から1-4週間後)
10
4歳
(9から6ヶ月以上)
11
年長さん
12
9歳
13
11歳
14
中学1年生
15
(14から6ヶ月-1年後)
16
その他
相談にのります。お電話ください。
ワクチンの種類について概説します。
生ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱め、病原性を消失させたものを原材料として使用します。毒性を弱められたウイルスや細菌が体内で増殖することによって免疫を高めていくため、接種回数が少なく、自然感染に近い状態で免疫がつけられます。
不活化ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を消失(不活化)させたり、毒素を無毒化(不活化)したりしたものを原材料として使用します。体内で病原体が増えることはないため、自然感染や生ワクチンに比べて生み出される免疫力は弱いですが、発熱などの副反応が少なく済みます。
予防接種には市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、保護者が主体となる「任意接種」があります。
任意接種は公費負担の適用がないため自費診療です。定期接種は予防接種法に基づいて行われ、対象年齢のうちに受ければ原則自己負担無料です。任意接種のワクチンは、原則自己負担が発生します(自治体によっては接種費用の助成があります)。任意接種をどうするか迷われる方も多いかと思います。相談にのりますのでお声がけください。お子さまにとってより適切な予防接種をしていきましょう。
以下に1つでも該当する場合は原則当日の接種はできません。
リスケジュールをしますのでご連絡ください。
その他、判断に迷うことがあれば、ご相談ください。
当日の持ち物は以下です。
予防接種予診票が手元にない場合は市役所へご相談ください。
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