小児科
小児科

小児科は、子どもの体と心、そして発育の全体像を把握し、『疾患を診るだけではなく、患者とその家族をみる』という全人的な観察姿勢で診療に臨む診療科です。対象年齢は「成人するまで」で、5つの特徴があります。
単一の臓器に関わる専門科ではなく、「総合診療科」です。何を相談いただいても問題はありません。この基礎の上に多彩な専門分野、例えば「神経」、「消化器」、「腎臓」、「内分泌」、「血液」などがあります。お話を伺い、必要な場合には専門分野の先生へお繋ぎします。
乳幼児健診等を行い、子どもの成長・発達を見守ります。予防接種や事故防止の啓発活動で予防医療を行います。調布市、三鷹市等と連携しながら様々な育児問題の把握に努め、支援を考えます。
「子どもの声」を聴き、子どもに関わる社会的な問題を認識します。また、その解決のためにできることを考えます。
最新の医学情報を吸収し、現状の医療を検証します。高次医療を経験し、病態・診断・治療法の研究に積極的に参画します。
子どもの人格を尊重し、年齢や発達に応じた説明を行い、なるべく子ども本人の同意を得るように努めます。
ウイルス感染が大部分を占めており、ほとんどの場合は安静加療を行います。受診いただく目的は「入院が必要な状態」や「治療方針が異なる疾患」を見逃さないようにすることです。解熱剤などは医師の指示のもとで使用すると安心です。
突発性発疹は、2歳までにほとんどの人がかかる感染症です。発症すると、突然発熱し3〜4日で自然に解熱します。解熱後に全身(顔や腕、脚など)に発疹が多数みられ、その発疹で診断がつきます。発疹は2〜10mm程度の小さなプツプツとした紅斑で、3〜4日ほどで跡を残さず消失します。かゆみや痛みなどは伴いません。
高熱が5日程度続く感染症です。目にも感染し目の充血、目やにを伴う場合は、プール熱と呼ばれます。急な発熱からはじまることが多く、途中から咽頭痛や咳、鼻水が出ることがあります。治療薬はなく、対症療法を行います。プール熱は登園制限が必要です。
手のひら、足のうら、口の中に水疱(水ぶくれ)ができるのが特徴です。乳幼児に多く、飛沫感染や経口感染で広がります。口の中の発疹は盛りあがったり、水をもったりするブツブツで、破れて潰瘍になると、刺激のある物を食べるとしみて痛がるようになります。治療薬はなく、対処療法を行います。口内の症状に遅れて、手のひら、足の裏などに生米くらいの水疱性の発疹ができます。
水疱ができて発熱がある点で、手足口病と似ていますが、手や足には発疹は出ず、口だけに症状が現れます。乳幼児の間で流行し38~40℃の高熱が2~3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができ、痛みがあり食べることが困難になります。治療薬はなく、対症療法を行います。
ムンプスウイルスによる感染症で、主な症状は熱と耳下腺の腫れです。耳の下から頬やあごなどが腫れて痛みます。発熱がみられることもあり、3日目くらいが腫れ・熱のピークとなります。1週間程度で治まります。思春期以降の男性が罹患すると「おたふく精巣炎」を発症し、不妊症のリスクとなります。予防接種で防げる病気です。
感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。毎年シーズン前に予防接種をしましょう。痛くない点鼻タイプもあります。ご相談ください。
胃腸炎の原因はほとんどがウイルスで、稀に細菌の方がいます。経口感染し、幼稚園や小学校などで集団発生することも多いです。症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を予防し、症状に合わせた内服薬を服用します。
肺にマイコプラズマという微生物が感染することで起こります。児童、生徒に多く、熱が下がらない、咳がひどいといった症状が続きますが、比較的元気なことも少なくありません。発疹を伴うこともあります。抗生物質を中心とした薬物治療を行います。
溶血性連鎖球菌(溶連菌)による感染症で、かぜと同じような症状を起こします。発熱してのどが痛くなり、のどや口の中が真っ赤になります。舌にいちごのようなブツブツができることもあります。抗生物質を中心とした薬物治療を行います。治療によって2~3日程度でのどの痛みや発熱、発疹などの症状は治まります。
水痘・帯状疱疹ウイルスが飛沫感染や、接触感染で広がります。発熱とともに、発疹が現れます。発疹は、赤いぶつぶつから、水が入ってふくらんだ水疱になり、かゆみが強くなります。水疱は2~3日でしぼみ、黒褐色の痂皮に変化します。登園登校制限が必要です。
頭部外傷は、多くの場合、ぶつけた部位を冷やすといった対応で軽快します。一方、意識を失ったり、けいれんしたりするなど、注意が必要な場合もあります。全身状態不良、繰り返す嘔吐を伴う場合はすぐにCT検査がとれる大きな病院を受診しましょう。
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